4月13日。出発の日。
さあ、時が来た。
今日から四国八十八箇所巡礼に出発する。
前回の記事に書いた通り、まずは船旅だ。
そこで翌日の経路の確認をする。
いくら計画を練っても、歩きでどれぐらい進めるかは未知数。
どれだけ各札所で時間を要するか、この時期はわからない。
すべては天のみぞ知る。
ふと、壁にかけてある日めくりカレンダーに目をやる。
出典:相田みつを美術館
「自分が自分にならないでだれが自分になる」
会社の今後が危うくなったとき、
お客様からいただいた相田みつを美術館のチケット。
そこに書かれている数多くの言葉に足を止めた。
そのとき買ったこのカレンダー。
まさに今日というこの日にはぴったりの言葉であろう。
まだ「自分」は「自分」になれていない。
自分は寺の息子だ、とわかってはいる。
でも、どうだろう。
本当にわかっているのだろうか。
道中なにを感じ、なにを考えているのだろうか。
さあ、自分が自分になるために
1,200kmの旅に出よう。
坊さんだって悩む。
だって人間だもの。